「不安はあるが、心配はしない」 https://t.co/mCRMkbtzoA
— 榊原直樹 (@drsakakibara) April 30, 2022
長年、心を訓練していても不安が生じることはある。
大切なのは不安を「心の現象」として観るようにすること。
そうすれば、心配をすることはなくなる。
少なくとも、心配の度合いは減ると思う。
心の訓練を十分積んでいる人の場合、「一の矢」は刺さっても「二の矢」はささらない。
一の矢というのが不安のことであり、二の矢が心配することである。
「心に不安が生じている」という観察にとどめ、それ以上発展させなければ何も問題は起こらない。
世の中の問題は二の矢、三の矢が刺さることで起こっている。
それは個人間の問題だけではなく、国家間の問題も同じである。
また、一の矢は事実、二の矢(それ以降)は妄想のこととも言える。
多くの人は事実と妄想の区別がついていない。
だから、世の中はいつまで経っても混沌としているのだろう。