骨化性筋炎という症状があります。
これは、打撲や肉離れなどが原因となりますが、稀に長時間の座位などが原因となることもあります。
打撲により筋肉が傷つくと内出血が起こりますが、出血は代謝により体内に吸収または排出されてしまいます。
しかし、稀に血が傷害部位に留まり塊(血腫)となってしまうことがあります。
血腫は大きいものだとピンポン玉程度の大きさになることもあります。
これが骨化性筋炎で起こっていることです。
筋肉の損傷は、自然治癒させた場合、およそ4週間程度で寛解すると言われています。
しかし、このような状態になってしまうと、慢性的に痛みが残り、対象となる関節の可動域も制限されてしまうため、数か月経過しても痛みや可動域制限が残ってしまいます。
組織学的には損傷部位を中心として、組織の癒着や線維化(硬化)が起こっています。
従って、治療はこれらの癒着や硬縮を手技によって除去していかなければなりません。
幸い、骨化性筋炎は手技療法と相性がよく、殆どのケースにおいて1回の治療でほぼ無症状となってしまいます。
もし、このような症状でお困りの方はぜひご連絡ください。
遠方の方の場合、近くでお勧めできるカイロプラクターをご紹介できるかもしれません。