「趣味を仕事にしてはいけない。趣味を仕事にした途端、それは趣味でなくなるから」
こんなことを子どもの頃、大人から聞かされていた。
趣味は趣味、仕事は仕事であるべきで、両者を混同してしまうと不幸になる、と子供心ながら解釈していた。まさに「混ぜるな危険」ということ。
しかし、これは後々嘘であったことが証明される。
なぜなら、今のカイロプラクターとしての生活は趣味そのもの。誤解を恐れずに書けば、「遊び」の延長みたいなものだからだ。もちろん真剣な遊びである。
従って、毎日遊んで暮らしているのと同じだ。
以前も書いたが、カイロプラクターになるという決断をした30年前の自分を褒めてやりたい。
このことから学べる教訓は、「人の言うことを鵜呑みにしてはいけない」ということ。
これは、人を疑ってかかれということではない。
鵜呑みにする前に必ず検証すべしということだ。つまり、自分自身でアクションを起こして試してみるのである。
検証をすることで得られるメリットは、洞察力が育つことだ。これは、とても重要なことである。
洞察ほど人生において大切なものはないと思っている。人間は洞察を得ることでしか、成長できないからだ。
従って、あれこれ考えずにまずは行動を起こして、自分自身で確かめてみること。
思考からは何も生まれないのである。それどころか、思考からは妄想しか生まれない。百害あって一利なしである。