最近、予約の合間にやっているのが、解剖学の勉強である。今まで以上に気合いを入れてやっている。
カイロプラクティック大学時代を含めると30年以上も解剖学と向き合っているので、そう簡単には知らないことは出てこない・・・・と思うだろうが、実はそんなことはない。
先日も肩関節に関する専門書を読んでいたのだが、知らないことが結構でてきた。
また、知っていても改めて読んでみると、そこから新たな知見を得ることもできた。
今さらながら実感しているのだが、本当にキリがない。おそらく、数十年後も同じようなことを感じているのだろう。
カイロプラクターとして結果を出すために必要なのが、知識と技術である。これら2つは車の両輪のごとく、バランスが保たれている必要がある。
もちろん、天才肌の人は技術一本でもある程度は結果を出していけるかもしれない(ただ、そのようなカイロプラクターに未だ出会ったことがない)。
しかし、私のような凡人カイロプラクターにとって理論武装は必須である。
理論の裏付けがあれば、技術を補うことが可能である。そして、何より自分のやっていることにある程度の自信を持つことができるのだ。これは大きい。
カイロプラクティックの治療は感覚的なところに頼ることが多いので、それを理論でバックアップできれば心強いのである。
もちろん、治療結果と照合して検証することも大切である。
話を勉強に戻す。
さて皆さんは日々何か勉強しているだろうか。それとも、学生時代を最後に勉強とは無縁の生活となっているだろうか。
サラリーマンの方であれば、「仕事が忙しくて勉強どころではない」という人が多いかもしれない。
しかし、大人になっても興味をもって日々何かを勉強(修得)していくことで、人生の充実度が確実に増す。
その点、カイロプラクターは最高のポジションだろう。
カイロプラクターである限り勉強は続くし、それによって治療技術に磨きがかかる。さらに、その治療技術によって助かる人が出てくる。
一石二鳥どころか一石三鳥である。
改めて、30年前にカイロプラクターになることを決断した自分を褒めてやりたい。