皆様、こんにちは。スポーツ医学&カイロプラクティック研究所の榊原です。
順風満帆なスタート…のはずが一転、異国で孤立無援に
意気揚々とアメリカに到着した私を待っていたのは、信じられないようなトラブルでした。到着したその日が運悪く現地の祝日と重なってしまい、手配していたはずの滞在先(ドミトリー)が完全に閉鎖されていたのです。
当時は現在のようにスマートフォンで簡単にホテルを探せる時代ではありません。右も左もわからない異国の地で、知り合いもゼロ。私は日本から持ってきた巨大な「ずた袋」を抱えたまま、文字通り路上に放り出されてしまいました。
極限状態の中で見つけた、一筋の光
治安状況も分からないまま、重い荷物が肩に食い込む痛みに耐え、人気のない夜のノースリッジをひたすら歩き続けました。通り過ぎる車から大声でからかわれ、心身ともに疲労困憊。「いよいよ今夜は野宿するしかないのか」と絶望感がピークに達した夜8時過ぎのことです。
暗闇のずっと向こう側に、ポツンと光るカタカナの「ビデオ」という看板を見つけました。
一縷の望みを託してその店に飛び込むと、そこには閉店作業中の日本人女性オーナーがいらっしゃいました。事情をまくしたてる私を、彼女は嫌な顔ひとつせず受け入れ、近隣のモーテルを手配してくれたばかりか、ご自身の車で送り届けてくれたのです。
この経験が教えてくれた「サポート」の本質
真っ暗闇の中で絶望していた私にとって、あの時の「ビデオ」の看板の明かりと、見ず知らずの私に差し伸べられた温かい手は、一生忘れることのできない人生の転機となりました。
身体の不調や怪我に悩まされている時の心境は、この「先の見えない暗闇で、重い荷物を背負って途方に暮れている状態」にとてもよく似ています。私たちが研究所や臨床の現場で目指しているのは、まさにあの夜の女性のように、困っている方にとっての「確かな道標」となり、本来の歩みを取り戻すためのサポートを行うことです。
波乱に満ちた私のアメリカ生活の幕開けは、カイロプラクターとしての、そして人を支援する立場としての強烈な原体験として、今も私の根底に息づいています。
📖 詳しいエピソードは「徒手療法大学」ブログにて連載中
この「アメリカ留学初日の大トラブル」に関するさらに詳しい情景や、緊迫したストーリーの全貌は、私が学長を務める『徒手療法大学』の公式ブログにてコラム連載しております。ご興味をお持ちいただけましたら、ぜひ併せてご覧ください。