ぼくの父親は脳梗塞で寝たきりになり、その数年後に亡くなっています。その父親が亡くなる数か月前に一言、「もう死にたい」と言っていたのが未だに脳裏から離れません。
父は柔道で国体へ行くほどの屈強な男でした。弱音を吐いているところを一度たりとも聞いたことがありません。その父が死にたいというほどだから、余程苦しかったのだと思います。
この頃の父は半身が完全麻痺で自分では寝返りもうてない状態です。遺漏によって命をつないでいる状態でした。いわゆる延命治療です。
今朝、こんな記事を読みました。
我々カイロプラクターには直接関係はありませんが、命がかかった現場では延命治療を施すかどうかというのは、非常に大きな問題です。
医療を提供する側とそれを受ける側の考え方(哲学)によって、治療の方向性は大きく影響を受けます。
ただし、医療提供側の立場として注意すべき点が一つあると思います。それは、「その治療は患者のためなのか、それとも自分のためなのか」ということです。
自分のためというのは、つまり、医療者としての尊厳(プライド)を守りたいがための治療ということです。
もし、そのような気持ちが垣間見えたとしたら、自分がやっていること(やろうとしていること)を再考する必要があるかもしれません。
なぜなら、それは単なるエゴに過ぎないかもしれないからです。
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