苦と楽の相対的関係

  • 2021年10月4日
  • 2021年10月4日
  • 想うこと
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今日、ある患者さんが「生きているって苦ですね」とおっしゃっていました。

言っていることはブッダと同じです。

ブッダはこのことを一切皆苦と表現しています。

ブッダが言うところの苦というのは「自分の思い通りにならないこと」です。

 

それはさておき、生きていることが苦であると理解している人は意外と少ないです。

なぜなら、苦しんでいる人がたくさんいるからです。

何だか、おかしな表現に聞こえますが・・・

ぼくが言いたいのは、「苦を認識して初めて苦を滅するプロセスが始まる」ということ。

部屋が散らかっているという認知があって初めて、部屋を整理するというプロセスが始まるのと同じ原理です。

つまり、苦しんでいる人は、未だ一切皆苦であることを理解できていないということになります。

だから、この患者さんの発言を聞いたとき、少しびっくりしてしまいました。

すごいな・・・と。

 

苦の反対が楽。

ぼくが瞑想を通じて感じているのは、苦と楽は相対的なものということ。

つまり、どちらかが減ればどちらかが増える。

例えば、100のうち80が苦であれば、残りの20が楽ということになります。

従って、この人の心は苦と楽の比率が1対4。

一方、苦が減って40になれば、楽が60に増えます。

苦の増減で楽の量が変化する、そんな感じがしています。

そして、瞑想を通じて結果的に苦が徐々に減じていきます。

なぜならば、苦への理解が深まるから。

さらに客観的に物事を見ることができるようになるからです。

「苦が減じることで楽が増える」

まさにそんな現象が起こっているような気がしています。

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