活性酸素をご存じでしょうか?聞いたことがあるという人は多いと思います。
活性酸素は毒性が強く、老化現象や様々な病気(がん、糖尿病、動脈硬化など)の原因になっていると言われています。また、シミやしわ、疲労なども引き起こします。
これだけだと、いかにも悪者という感じですが(確かにネガティブな側面が多いが)、必ずしもそういうわけではありません。
活性酸素の毒性は、身体に侵入してきたウイルスや細菌の除去にも貢献しています。
つまり、過剰な活性酸素は身体にとって毒となるのですが、全くいなくなっても困ってしまうということです。やはり、なんでもそうですが、バランスって大切ですね。
しかし、中年以降の方は要注意です。なぜなら、活性酸素が過剰の方に傾く傾向があるからです。
がん、心臓疾患、脳梗塞、糖尿病などの疾病が、中年期以降に増加する原因の一端は過剰な活性酸素に起因しています。
従って、40歳以上の方は、活性酸素の除去を普段から行い、体内の活性酸素濃度を適度に保つよう努めることが健康維持には大切です。
そのためのキーワードは、栄養とストレスです。
栄養面では抗酸化物質(ビタミンCなど)や酵素を小まめに摂るようにします。
そして、何よりストレスは大敵です。ストレスにより活性酸素は大量に発生するからです。
こちらは、瞑想などで心を静める訓練を常日頃から心がけると良いでしょう。
3月27日(日)の大阪でのセミナーでは、肘関節のバイオメカニクスについて勉強しますが、活性酸素についてもお話する予定です。タイトルは「がんは予防できる」。がん細胞と活性酸素についてです。
さらに、3月20日(日)には当院にて瞑想会があります。こちらも活性酸素除去に役立ちますよ(笑)。どなたでも参加できます。
詳細は下記のお知らせをクリック!
【お知らせ】
2016年3月27日(日)関節運動学的セミナー@大阪 (肘関節)
2016年5月11日(水)から5月19日(木)まで休診させていただきます。