おはようございます!昨日は大阪でセミナーがあり、その後、梅田で食事。実に数年ぶりの梅田でした。一人が肉料理を食べたいということだったので、韓国料理のお店に入りました。肉もおいしかったけど、それ以外のメニューもおいしかったです。それにしてもお客さんの95%は若い女性ばかりでした。理由は未だにわかりません。
ところで昨日のセミナー中、参加者の方々から面白い話をお聞きしました。前腕には回内・回外という運動があります。この際、肘関節を構成している骨に副次的運動が生じます。
その参加者の方は、あるカイロプラクターの先生による似たような内容のセミナーを受講されていて、その時、その先生はぼくが説明したことと全く逆のことを話されていたそうです(感覚的にそのことを説明されていたようです)
ぼくのセミナーでは、エビデンスをある程度重視します(絶対的ではありません)。従って、この副次的運動についてもエビデンス(科学論文)が存在していますので、感覚的な話ではありません。
さらに、ぼくの場合、実際に臨床でそのエビデンスを検証しています。そのようなプロセスを経て、セミナーで公にするというのが基本的スタンスです。ですから、エビデンスの受け売りでもありません。
決してその先生を非難しているわけでも、自分の正当性を主張しているわけでもありません。誤解しないでください。個人的には面識もあり、大変尊敬している先生です。
ぼくが言いたいのは、以下の二点に集約されます。
- 他人の話を鵜呑みにするな
- 自ら検証しろ
特に世間的に偉い人の言うことを、我々は何の疑問も持たずに信じてしまう傾向があります。これは駄目です。見聞した情報は、あくまでも情報に過ぎません。利用価値があるかどうかはこの時点では未知数です。
そういう意味では、科学的エビデンスも同じことです。論文に書かれてあるから間違いないというのは、思い込み以外の何物でもありません。
従って、各人がその情報の正当性を自らの身体を動かして確認するという作業は必須です。これがなければ、単なるセミナーマニアです。「言うことはもっともらしいけど、使えないカイロプラクター」です。
ですから、ぼくが昨日の大阪のセミナーでお話した内容も全て信用しないように!(笑)。
【お知らせ】
2016年4月24日(日)関節運動学的セミナー@大阪 (手関節)
2016年5月11日(水)から5月19日(木)まで休診させていただきます。