今日はバガン観光のメインであるバガン遺跡群をご紹介したい。
バガン王朝は約1000年ほど前に現存した王朝である。
歴代の王はいずれも佛教への信仰心が強く、当時5000以上の仏塔(パゴダ)や寺院を建立した。現在はその内2000個が残っている。
仏塔は方形をしており、塔内にはブッダ像が祭られている。また、壁や天井には仏陀の絵が彫られている。
特筆すべきは、ブッダ像だけでなくヒンドゥー教の神々の絵画も彫られていることだ。これは、当時の王様の他宗教への敬意や配慮があったと言われている。
とかく排他的になりがちな宗教の世界であるが、バガン王朝の王族は様々な考えを受けいれる柔軟な心を持っていたことが伺える。
バガンの遺跡群の楽しみ方は二通りある。
一つ目は、仏塔の中に入りそこに祭られているブッダ像や壁画を見て回ること。仏塔の大きさは大小さまざまあり、そこに安置されているブッダ像も仏塔の大きさに比例する。大きなものは高さが10m以上ある。
アーナンダ寺院に祀られている像。かなりの大きさ。
既述したように、仏塔は方形なので、その4辺にそれぞれブッダ像が置かれているパターンが多かった。つまり、一つの仏塔にはブッダ像が4体置かれている。
こんな感じで方形の4辺にブッダ像が置かれている。壁面に絵画が見える。
バガン最終日に食べたミャンマーカレー。激うまだった(ナスのカレー)。
ちなみに、仏塔の中は外よりもずいぶん涼しく感じた。たまに現地人が仏塔の中で昼寝をしているのを見かけたが、日中の暑さ凌ぎにはちょうど良い感じがした。
そして、バガン遺跡観光のメインは、実際に仏塔に上り高所から仏塔遺跡群を眺めることだろう。
仏塔の階段は狭く急こう配だ。
階段は所々崩れているため注意が必要だ
頭を天井にぶつけないように注意しながら登っていく。
写真では到底伝わりにくいが、この光景は圧巻である。眼前に広がる無数の仏塔群を眺めていると、当時の王朝時代にタイムスリップしたかのような錯覚に陥ってしまう。
バガン王朝については、ある程度知識を仕入れておいたのだが、この時ばかりはもう少し勉強しておけば良かったと感じた。
そうすれば、もっと感動は大きかったに違いない。
最後に2日間お世話になったドライバー(名前を聞くのを忘れた)。
おまけ。
ミャンマーにはいたるところにこのように袈裟を来た比丘の方たちがいます。快く撮影に応じてくれました。
2016年6月26日(日)関節運動学的セミナー@大阪 (膝関節)
(セミナー会場が変更となりました。ご注意ください)