集中状態の質

患者さんを診ている時、指先の感覚に集中し、脳みそをフル回転させて、原因を探るのは当たり前だが、それが空回りしてしまうことがある。

集中力が途切れがちになり、それがパフォーマンスの低下を引き起こす。

しかし、集中力が落ちる前に、起こっていることがある。

それは、体に生じる感覚の変化である。

それは体表の感覚のこともあるし、奥深く(内臓?)の感覚のこともある。

 

早い段階でその変化に気づくことができれば、集中力は比較的速やかにもとに戻りやすい。

しかし、気づかずにいると、その分回復が遅れる。

場合によっては、パフォーマンスが落ちた状態が長時間に及ぶこともある。

 

ただ、最近は訓練の賜物(?)のためか、早くリカバリーできることが多くなった。

 

その時、「集中力を元に戻そう」という意識を働かせるのではなく、ひたすら指先の感覚に心を張り付かせるだけ。

そうすることで、集中力を取り戻していく。

そして、心が落ち着いていて、かつ集中できている時には、思わぬインスピレーションを得ることも多い。

それが、大いに治療の助けになっている。

 

ボディビルの大会に向けてトレーニングしている時も、集中力を高める意識をしていた。

しかし、その時は、心が緊張した状態での集中である。

何とも言えない不快感を覚えている。

すくなくとも、今の集中とは全く異質のものであったと思う。

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