おはようございます!今日は金曜日ですが割と暇なので、読書、ミャンマー語、執筆、動画編集・・といろいろなことができそうです。
ぼくの趣味の一つに文献漁りがあります(笑)。文献を検索するときにはキーワードを使うのですが、ここ数日は側弯症に関する文献を漁っています。非常にポピュラーなトピックなので、たくさんの論文がヒットします。
側弯症というのは、背骨が左右に捻れてしまう疾患です。家族歴を持つ患者さんが多いので、遺伝的要素が強いと言われていますが、80%の側弯症は原因がはっきりしていません。
側弯症の捻れにはある程度決まったパターンがあります。
側弯症と診断されるほどでなくても、我々の背骨には多かれ少なかれ捻れが生じています。そして、その捻れパターンは側弯症のパターンと類似します。つまり側弯症は背骨の姿勢が悪化した状態と言えます。
従って、側弯症のことをよく理解することが、普段の治療にも生かされると考えています。
側弯症に関する文献を読んでいると、様々なヒントが隠されています。カイロプラクターによって書かれた論文は皆無なので、その殆どが理学療法士やアスレチックトレーナーによるものですが・・・。
特にアメリカの理学療法士によって書かれた論文には、なかなか面白い視点のものがあります。それが、実践的なものかどうかはさておき、そのような発想は自分の頭の中だけでは出てこないものです。
論文に書かれてあることをそのまま使うことはありませんが、自分なりに解釈して従来の治療法に応用することは多いです。
採用する際に大切なのは理論的にしっくりくるかどうかという点。この時点で疑わしいものは脱落です。そもそも、疑わしいものに対して『信』はありませんので、それがどんなに優れたものであってもぼくにとっては無用のものです。
自分の頭の中で腑に落ちたら、実際に使ってみるのですが、ここでもしっくりこなかったら自然消滅です。しかし、現在進行形で診ているケースの大きな鍵になることもあります。
さて、そろそろまた文献漁りでもしてきます。
【お知らせ】
- 7月8日(日)第28回マインドフルネス瞑想会@名古屋
- 日本スポーツ徒手医学協会の会員も随時募集中!
- 10月18日(木)第2回神経モビリゼーションセミナー@札幌