おはようございます!今日は若干やる気がなかったけど、朝のトレーニングはいつも通り完遂。胸と上腕三頭筋をやった。
池袋で痛ましい交通事故があった。加害者は80台後半のお年寄り。この交通事故に関して、ネットではいろいろな憶測が広がっている。
目に付くのが、「認知機能低下が引き起こした交通事故」というもの。そして、多くの人が「年寄の自動車免許をはく奪せよ」のような論調で反応している。
確かに80歳代も後半になれば、認知機能の衰えは起こっているだろう。よって、車を運転すれば事故のリスクは高くなる。
しかし、このことはひとまず置いといて・・・
ぼくはネットの反応に興味を持って眺めていた。これらの反応から学べることがある。
一つ目は判断である。ネット民の反応は、ほぼ類推であり明確な事実ではない。
今回の事故の加害者の年齢と事故を結び付けているだけに過ぎず、『加害者⇒認知機能不全⇒交通事故』の根拠は何もない。都合の良い判断を入れているだけ。妄想の産物である。
二つ目は同調だ。人は周囲に同調しやすい生き物である。ある人がもっともらしいことを言うと、それにすぐに同調してしまう癖がある。
やっかいなのは、無意識にやってしまう点だ。だから、同調しているにも関わらず、それが自分自身のアイデアのように錯覚している場合が多い。
同調は同調を呼び込む。先にも書いたように、入り口が妄想なので、この同調は妄想を増幅させているに過ぎない。非常に厄介である。
大切なのは、事実だけを観ること。そして、それ以外は全て妄想であることに気づいていること。
こういうニュースを見ても、判断せず、そして同調せず、ましてや妄想にふけらない、というスタンスが大切である。
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