ぼくは基本的には休みは設けていない。少なくとも休んで自宅でごろごろしていることは、まったくない。今回のように海外にいる時はもちろん別である。
つまり、週7日働いている。ただ、ぼくにとっては『働いている』という表現は非常に違和感を覚える。働いているという感覚が薄いからである。
以前、週7日働いていると言ったら、「よく海外に行って休んでいるじゃないですか?」と言われたことがあるが、これは『野球とサッカーを同時にすることができない』のと同じである。
ぼくにとっては、普段オフィスで患者さんを診ることは、ヤンゴンへ行って孤児院に行ったり、寺院巡りをしたりすることと同列に『楽しいこと』なのだ。
ところで、上のような質問をした人は、きっと仕事を『楽しい』と感じていないのではないだろうか。そうでなければ、そのような文言は出てこないからだ。
日本のサラリーマンの多くは、『生活のため』に働いているという。もちろん、仕事から生活の糧を得るというのは大切なことである。
しかし、それがプライマリーであるという状況に甘んじることは、ぼくには到底理解できないが、そういう人が多いという噂(笑)を耳にする。
これから社会人になる人にアドバイスするならば、『毎日働いても良いと思える仕事以外に就かないこと』である。
そして、現在社会人の人に対しては、もし『朝起きて仕事のことを考えて憂鬱になったり、週末の休みが待ち遠しかったり』ということであれば、あなたは何か間違った方へ向かっていると考えてよいだろう。
【お知らせ】
- 6月17日(日)第27回マインドフルネス瞑想会@名古屋
- 日本スポーツ徒手医学協会の会員も随時募集中!
- 10月18日(木)第2回神経モビリゼーションセミナー@札幌