おはようございます!今朝は余り気乗りしなかったのですが、上腕二頭筋と肩。トレーニング中の動作と筋肉の感覚に意識をとどめていたら、いつも通りのルーティンを完遂しました。
誰でもながら作業をしたことがあると思います。今風に言えばマルチタスクかな。
マルチタスクは圧倒的にデメリットの方が多いけど、今の世の中、ほとんどの人がマルチタスクをしている。
典型的なのが歩きスマホ。食べながらスマホの食べスマホ。人と話ながらスマホ。テレビを見ながらスマホ・・・
スマホが広まってからマルチタスクをする人が激増している。
毎月、東京と大阪でセミナーをやるが、昼ご飯のとき受講者の95%はスマホをみながら食事をしている。
個人的には、中学生の頃ラジオを聞きながら勉強することがあったが、今考えるととても無駄な時間を過ごしていた。
人間の脳みそはそもそも一つのことしかできないようになっている。マルチタスクをやっているつもりでも、実は細切れに複数のことをやっているのだ。
細切れになるものだから、集中力がその都度分断されてしまい、効率性が落ちる。脳疲労にもつながる。
マルチタスクが不可能であることは、簡単な実験ですぐに実証できる。
試しに呼吸に意識をとどめながら、何か他のことを考えようとしてみると良い。
おそらく、できないはずだ。
他のことを考えるためには、呼吸に留めてある意識を一旦解除しなければならない。
普段から集中のトレーニングを積んでいれば尚更、このことは体感できると思う。
もし、できたという感覚があるならば、それはかなりやばい状態だと思った方が良いだろう。
そういう人は、集中力が欠けているのはもちろん、おそらく妄想癖も強い可能性がある。
心を一定のところに留めることができず、いつもフラフラとさまよっている状態。そして、フラフラと行き着く先は、心が欲している刺激の方である。
刺激を見つけてはそちらへ、そして次の刺激をみつけてはそちらへ、という具合に延々と繰り返しているのだ。
まさに心の奴隷状態。
もう一つ。この手の人には感情的な人が多いというのも付け加えておこう。
マルチタスクを続けていると、こんなにたくさんのデメリットがある。まとめておく。
マルチタスクの弊害
1.作業効率の低下
2.脳疲労が増悪
3.集中力の低下
4.妄想癖が強化
5.感情的になる— 榊原直樹 (@drsakakibara) December 12, 2019
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