【睡眠障害】眠れない時の対処法

先日、1年ぶりに来られた患者さんが睡眠障害で困っていると仰っていた。

寝入りは大丈夫だけど、すぐに目が覚めてしまうとのこと。

いわゆる中途覚醒というやつ。

そして、一旦目が覚めるとその後寝付けなくなってしまうそう。

昼間、眠気に襲われることもあるそうだが、仕事をされているので昼寝はできない。

 

睡眠の役割は以下の2つ。

  1. 体の休息
  2. 心の休息

体の休息は寝床に横たわっていれば良いだけなので、睡眠していなくでも達成できる。

問題となるのは心の休息である。

おそらく、多くの人が今まで一度は寝付けない夜を経験したことがあると思う。

その時、心はどのような状態であっただろうか。

きっと、眠れないことに不安や焦りを感じていたと思う。

特に翌日仕事がある人の場合、睡眠不足できつい仕事が一層きつくなってしまうと焦ってしまうだろう。

不安や焦りが心に満たされている時、心は緊張状態にある。

言い換えれば、交感神経優位で興奮している状態。

従って、ますます目が冴えてくることになる。

さて、不安や焦りによって心が支配されている時、瞑想的にはこれを妄想状態と呼ぶ。

心が妄想で満たされている時、脳みそはフル回転で稼働している。

例えるならば、車のエンジンをかけ、ギアをニュートラルに入れた状態でアクセルを踏み込んでいるのと同じである。

当然ながらエンジンには大きな負担をかけているし、そもそもかなりのエネルギー(車の場合ガソリン)を消耗している。

これが、妄想状態の脳みそで起こっている。

当たり前だが、妄想状態が続けば続くほど、心は消耗していく。

睡眠障害でもっとも困るのは、眠れないことで余計な事(妄想)を考え、心が全く休まらないことである。

ちなみに、心が休まらないと表記しているが、脳みそが休まらないと書いてもほぼ同じこと(ただし、心=脳みそではないとぼくは思っている)。

それでは、どうすれば良いか。

良い対処法がある。

それは、眠れないで寝床に横たわっている時、妄想を止めれば良いのである。

そうすれば、眠っていなくても心(脳みそ)はしっかりと休息状態となる。

それでは、妄想を止めるにはどうすればよいか。

それは心を体の感覚に張り付かせれば良いだけ(例えば呼吸など)。

つまり、中途覚醒して眠れなくなった時、心を呼吸の感覚に張り付かせることで妄想を止めれば、寝床に横たわっているだけで、眠っていることと同じ効果を得ることができる。

もちろん、呼吸に意識を集中している内に寝入ってしまってもOKである。

知っておいて欲しいのは、寝られなくても決して焦る必要はないということ。

万が一の時にぜひ実践してみてください。

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