おはようございます!今朝は腰に若干違和感があったので、朝トレはいつもの半分で終了した。
昨日のケース。主訴は両手の痺れ。4カ月前より症状が現れている。2週間前に整形外科にてMRI検査を受け、C5/6の両側椎間孔、C6/7の左側椎間孔の狭窄が原因と診断される。
椎間孔狭窄の原因はOPLLという症状。これは遺伝性の難治症候群である。日本人、特に女性に多く見られる疾患だ。
物理的な神経根圧迫による上肢の痺れがなので、この部分に関しては徒手的に何もできない。
我々カイロプラクターができるのは、機能的問題の改善である。機能異常が手の痺れの原因の一部にあれば、その影響を取り去ることで症状の改善は可能である。
ただし、機能障害が症状にどの程度影響しているかによる。構造的要因が100%なら、どんなに頑張ってもカイロプラクティックでは症状改善はない。
機能障害というのは、具体的には脊椎(このケースの場合頚椎の前弯曲)の姿勢、軟部組織、代償性パターンのこと。
カイロプラクターができるのは、これらの異常を改善させることだけである。まずは治療してみて、予後経過を観察するしかない。
この方の場合、症状が出ているのは朝起きた直後だけとのことなので、治療後に症状の具合を判断することはできなかった。
来週また来られる予定。