高校生の腰痛のケース

おはようございます!3月も中盤に差し掛かっていますが、まだまだ寒い日が続いています。昨日の名古屋では小雪がちらついていたほどです。

 

昨日、腰痛を訴える方が来られました。高校生の男子で運動部に所属しています。数週間前から痛みがひどくなり、症状はその間増悪しているとのことでした。

 

この若さで数週間も腰痛が続いているという時点でかなり違和感がありました。中高生の場合、たとえ怪我をしても数日で痛みは軽減していくからです。

 

問診後、触診をしてみると腰椎4番の棘突起先端に鋭い痛みがありました。接触部位も痛いようですが、押圧により深部に響くような感覚があるとのことでした。

 

脊柱周辺の軟部組織にも圧痛がありましたが、これはその構造そのものの痛みのようでした。おそらく、数週間の痛みによって脊柱周辺にある軟部組織が過緊張状態になっているのでしょう。この部分は二次的(代償的)なものと判断しました。

 

問題なのは、棘突起先端を前方へ圧迫した時の深部痛です。これは椎間板に異常がある時の典型的な症状です。

 

それにしても、数週間も痛みが持続、しかも増悪しているというのは不自然さを感じました。そこで、改めて痛みが悪化し始めた頃のことについて問診してみました。

 

すると、部活で普段はやっていない練習をやった後から症状が悪化したことがわかりました。その練習というのは、「バーベルを身体の前に抱えた状態でのうさぎ跳び」です。

 

未だにこのような練習をさせていることに驚きましたが、これが彼の症状の引き金になったことは間違いないと思われます。

 

このような練習では、腰椎には確実に強力な屈曲方向の負荷が加わります。自重+バーベルの重み+しゃがみ姿勢という状態において、ジャンプすることでとてつもない負荷が椎間板にかかります。

 

坐骨神経痛のような症状は現れていないようでしたが、線維輪の損傷が疑われました。こう考えると、棘突起先端の押圧によって誘発される深部痛の理由も説明が付きます。

 

そして、この数週間、症状が増悪しているのは、この状態のまま運動を継続しているからではないでしょうか?

 

さて、治療前後でどの程度の症状改善が認められたかと言いますと、ほぼ変化なしでした。最近、調子が良かったので、久しぶりに手ごたえのないケースとなりましたが、この結果を考えても、徒手的なアプローチでは改善困難なケースではないかと思っています。

 

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