おはようございます!昨日はもくもくというビュッフェスタイルのレストランで忘年会でした。これが、なかなかのクォリティで良かった。非常に健康的な品ぞろえでした。久しぶりに「もう一度行きたい」と思わせるレストランでした。
今朝、こんな論文を見つけました。
簡単にご紹介しますと、「キネシオテープはプラセボ以上の効果はないよ」ということを報告している論文です。
ぼくはキネシオテープを使わないので、その効果についてはわかりません。しかし、多くの医療従事者が使っていますし、実際にその効果を体感している人もいると思います。
また、キネシオテープの有効性を報告している論文はたくさんありますので、それを否定することはできません。
ぼくが言いたいのは、このように同じテーマを扱った研究でも真逆の結論を主張している場合が多いということです。特に人間を対象にした研究でこのようなことが散見されます。
何かのテーマについて研究を始める際、まずは仮説を立てます。そして、その仮説を実証するための具体的な方法を決めていきます。
例えば、ぼくはカイロプラクターですから、カイロプラクティック療法の有効性について論文を書くとしたら、やはり「カイロプラクティックは有効であった」という結論を導き出したいわけです。
カイロプラクティック関連の論文を検索すればわかりますが、カイロプラクティック療法の有効性を肯定する論文もあれば、完全否定している論文もあります。
前者の著者はカイロプラクターが多いですし、後者はカイロプラクター以外の医療従事者しかいません。もし、カイロプラクターがカイロプラクティック療法を否定する論文を発表したら大ニュースですね。
論文にはこのような著者の「意図」が多かれ少なかれ入り込んでしまいます。だから、このようなトピックについて科学性を実証することは、なかなか難しいと感じています。
より理想的なのは、カイロプラクター以外の人(利害関係のない人)がカイロプラクティック療法の有効性を実証する論文を書くことかな。その方が、バイアスは働きにくいですからね。
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