ミャンマーから戻ってきて以来、未だ生活サイクルが若干かみ合っていない。原因はわかっているのだが、なかなか修正できずにいる。心が穏やかでないときは、ネガティブなものに惹かれるというのが常である。まあ、ぼちぼち以前の調子を取り戻していくことだろう。
遠方から来られる患者さんがいる。関東地方は比較的多い、その次が関西だ。どちらも長年セミナーを開催しているので、信頼できるカイロプラクターはたくさんいる。従って、近隣で紹介できる場合は極力そのようにしている。
しかし、それ以外の地域、例えば北陸や四国などは、面識のあるカイロプラクターはゼロだ。いたとしても、今一つ信頼性に欠けるので紹介するに至らない。
腰痛や頭痛などであれば、比較的気軽に紹介できても、四肢の疾患の場合、困ることが多い。なぜなら、カイロプラクターの多くは、四肢の疾患に対しての理解が乏しいからだ。
これは日本に限ったことではない。カイロプラクティックの発祥地米国でも同様である。カイロプラクティックでは脊柱を中心に診ていくので、たとえ膝や肩に症状がある患者さんでも、背骨を診ただけで終わりになってしまうことが多い。
これは、中心を整えれば末梢も整うという、ぼくからすればかなり乱暴な考え方によるところが大きい(もちろん、中心を整えることは大切である)。いや、そもそも四肢の関節についての見識に乏しいが故、どのように対応したらよいのかわからないというのが実情かもしれない。
先日も遠方の方が来られた。半年前から痛みが継続しているケースだ。もちろん、整形外科にも行き、他の治療院にも行っている。しかし、症状は一向に改善しない。
1回目の治療で症状は8割減。的を射た治療をすれば、結果は必然的に現れる。原因もほぼ絞れたので、近所のカイロプラクターを紹介した。しかし、残念ながら治療後の結果はあまり芳しくなかったようだ。
というわけで、遠路はるばる名古屋まで来られることになった。全く気負いはない。自信はある。
2016年6月26日(日)関節運動学的セミナー@大阪 (膝関節)
(セミナー会場が変更となりました。ご注意ください)