おはようございます!ミャンマーから戻ってくると、日本の気候がいかに過ごしやすいかがわかります。日本人は本当に恵まれています。今朝の名古屋も爽快です。
昨日は大阪にてセミナーがあったのですが、その後、お一人だけ患者さんを診させていただきました。
名古屋まで来られる予定でしたが、四国の方なのでより近い大阪の方が便利だろうと言うことで、今回はセミナー後の診療となりました。
患者さんは短距離の高校生。足首の痛みが年初から改善せず、練習もおぼつかない状態です。整形外科では足根洞症候群と診断されたとのこと。
とりあえず、問診から症状を分析。この時点でいくつかの鑑別診断が頭に浮かびます。ぼくの中では、足根洞症候群はひとまず置いといて、それ以外の異常をさぐるという方針です。
- 距腿関節
- 踵骨隆起内側突起
- 前距腓靭帯
距腿関節は、特に腓骨と距骨の運動障害。若干インピンジメントがある様子で、足関節背屈時の詰まり感が出ます。
2と3はおそらく二次的症状。つまり、症状の慢性化に伴う軟部組織への影響が現れた形のようです。その証拠に患者さんは足首捻挫の過去歴がない。
従って、ここでの最優先項目は1の距腿関節ということになり、ここに優位性を持たせて治療することに決めました。
治療前、深いランジ動作、ジャンプで症状の増悪が認められていましたが、治療後はゼロです。
後は実際のランでどの程度症状が安定しているのかを確認する必要があります。おそらく、後3,4回の治療でほぼ大丈夫かと思われます。
つまり、この後の治療も必要になります。
残念ながら四国には、この辺りのメカニズムを理解できるカイロプラクターを知りませんので、四国から近いところのカイロプラクターをご紹介することにしました。
2016年6月26日(日)関節運動学的セミナー@大阪 (膝関節)