治療の精度を上げる

最近、ぎっくり腰のケースが増えている。

年末のアノマリーである(年末恒例のパターン)。

程度はケースバイケースだが、今のところ1回の治療で何とかなっているレベル。

ただ、誰かに抱えられて来たり、車いすで来られるくらい重度の場合、1回で対応できないことが多い。

 

ぎっくり腰の原因は様々だが、得てして疲労が蓄積していることが多い。

年末にかけて多忙になり、疲労がたまったところで普段やらないことをやってぎっくり腰になってしまうというケースである。

年末の大掃除中にぎっくり腰になったという人は、この時期かなり増える。

後は庭の草むしりとか。

 

痛みの原因構造もさまざまである。

腰部にある筋肉(肉離れのような感じ)や靭帯、また関節(特に仙腸関節)などが痛みの発生源となっていることが多い。

痛みの部位にもよるが神経が原因となっている人もいる。

 

従って、治療前には必ずその原因構造にあたりを付けることになる。

これは決して1つに絞るということではない。

優先順位を決めるのである。

なぜなら、原因構造は多かれ少なかれ互いに影響しあっているからである。

例えば、筋肉が痛みの原因構造であったとしても、関節や神経も筋肉の痛みに影響を及ぼしていることが多いのだ。

むしろ、これらが完全に独立した構造と考える方が無理がある。

ただし、ケースによっては特定の構造が原因として占めている割合が大きいのである。

そこで治療前に優先順位を決めることになる。

そうすることによって、より効率的に症状を改善させることが可能になる。

 

例えば、痛みの原因構造の内、関節の占める割合が70%、筋肉(または腱)が20%、神経が10%だとした場合、関節の治療により多くのエネルギーを注ぐのが合理的である。

当てを付ける作業には、長年の臨床経験がものをいう。

知識がいくらあっても、精度は上がらない。

これは、カイロプラクターとして25年やってきてはっきり断言できることである。

 

ぼくが目指しているのは、「いかに精度の高い治療をするか」ということ。

精度が上がれば上がるほど、改善にまでかかる時間は減っていく。

ベストは1回で痛みがゼロになり、その後も長期にわたり痛みの再発がない状態である。

 

本日、3年ぶりにご予約をいただいた患者さんがいた。

3年前にぎっくり腰で1回来られた方である。

1回しかみていなかったので、その後の経過は知る由もなかったが、本日予約をとられる際「あの後、痛みは全くなくなりました」とおっしゃっていた。

現状に満足することなく、さらに精度を上げていくと改めて思った次第。

カイロプラクティック
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