アメリカから戻ってきてからしばらく忙しかったのですが、今日は打って変わって暇な一日です。
こういう日は自分の好きなことができるから、それはそれでありがたいのですが、ここ数日は時差ボケの余波がまだ続いているようで、昼頃にどうしようもない睡魔に襲われています。当然ながら集中力も落ちており、折角の有り余る時間を有効活用できていません。
ところで最近、不定愁訴の方が増えています。もしかしたら、以前も同じように不定愁訴の方が来ていて、自分が気づいていなかっただけなのかもしれません(その可能性が高いな)。
「身体の痛みはあるのだけど、どこにあるのかはっきりしない」とか「昨日までは首が痛かったのだけど、今日は腰が痛い」とかはっきりしない症状の方です。
動作痛(身体を動かして生じる痛み)もなく、原因構造特定の決め手に欠けることが多いです。施術者泣かせですね。
先日来られた方は、首の痛みが主訴でしたが、以前より集中力がなくなってしまったことを心配されているようでした。
よくよく話を聞いてみると、身体全体の感覚が鈍くなっている感じがするとのことでした。これは大変大きなヒントなんですね。
局所的な感覚異常であれば、神経性・血管性の可能性がありますが、それが全身に及んでいる場合は違います。
解離性障害という症状を聞いたことがあるでしょうか?解離性障害の症状の一つに感覚異常があります。もちろん、神経起因ではないのでランダムに現れる感覚異常です。
ストレスなどが原因になることが多いので、まずはストレス源を特定してそれを除去するのが先決です。
しかし、ぼくはあくまでもカイロプラクターですから、その領域にはノータッチです。患者さんにもいい加減な説明はしません(せいぜい、呼吸の治療、さらに呼吸に関するアドバイスをする程度)。筋骨格神経系に基づく治療を淡々と行うようにしています。
カイロプラクターとして身体の異常を診ることが、その患者さんの症状を和らげる可能性もあるからです。心と身体は強く相関していますからね。
ただ、いろいろなアングルから症状を見られるようになることは大切です。そのような観察眼を養うことで、より正確な症状の正体に近づくことができるからです。
まだまだ勉強が足りないな!
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