おはようございます!今朝は胸のトレーニング。いつもはベンチとフライだけですが、今日はベンチの後、フライとベンチのスーパーセットにしました。明日はいつもより強めの筋肉痛になっていることでしょう。
昨日来られた初診の方のケースについて。
中学生の女の子。2か月前から膝窩の痛みで悩まされていました。運動後に発症し直後は歩行でもかなり鋭い痛みだったようです。
当院に来られた時点では、歩行時の若干の痛み、運動中(バスケ)の鋭い痛みがあります。また膝完全伸展位ではツッパリ感があり、正座は痛みのために困難な状況でした。
この2か月間は接骨院に週1~4回のペースで通うも症状の変化はなし。
膝窩の痛みの原因構造には以下のようなものがあります。
- ハムストリング腱
- 腓腹筋腱
- 足底筋
- 膝窩筋(腱)
- 半月板
- ベーカー嚢包
問診の時点で5番と6番は除外できました。
痛みの場所について詳しく聞いてみると、特に内側とのことだったので、1番と2番が怪しいと判断。
次に触診です。
圧痛部位は、腓腹筋内側頭、半腱・半膜様筋腱、膝窩筋にありました。
これでほぼ問題は絞られました。最も強い圧痛点は腓腹筋内側頭と半腱・半膜様筋腱。次点が膝窩筋。
ただ、膝窩筋が膝窩内側の局所的な痛みとなる可能性は低い(経験上)ので、おそらく二次的なものと思われました。
従って本丸は腓腹筋内側頭、半腱・半膜様筋腱ということになります。
最初は腓腹筋にターゲットを絞って治療してみました。歩行時、しゃがんだ状態(膝完全屈曲位)では痛みはゼロに。しかし、段差を上る時に若干の痛みが残っていました。
ここで再度集中力を上げて触診したところ、本丸はハムストリング腱であるとほぼ確信。
治療後は全ての動作で痛みゼロとなりました。運動(バスケ)をして状態を確認してもらい痛みがなければしばらく様子見でOKとお話して終了しました。
ハムストリングは起始(坐骨結節)に近いところで傷めやすい傾向があり、このケースのように停止付近で痛みが現れるのは珍しい。
ちなみに、腰痛、頭痛、足関節の問題もあったので、そちらも対応してあります。
以上です。
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