股関節前側の痛み

先週来られた新患の方の主訴は、でん部から鼡径部にかけての痛みだった。

ゴルフでクラブを振る時に痛みは増悪。

でん部は鈍痛だが、鼡径部は比較的はっきりした痛みとのことだった。

発症してから2週間ほどで来院された。

ここまでの情報で何となく怪しいと感じたのが、股関節のインピンジメント症候群。

この方の場合、鼡径部に痛みが現れるので股関節前側において、インピンジメントが起こっている可能性があった。

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股関節

 

触診をしてみると、案の定、股関節前側の関節包に鋭い圧痛が触診された。

また、大腿骨頭は若干前側に変位しているようだった。

典型的な股関節前側のインピンジメント症候群である。

股関節の可動域を再度チェックし、インピンジメントの状態を再確認。

その後、股関節屈曲と内旋のマニピュレーション、股関節前側の関節包と外閉鎖筋のリリースを行い、状態を確認してもらった。

すると、痛みが10⇒3となっていた。

そして、残り3の原因を探してみると、大腿直筋腱であった。

ここを診た後、痛みはゼロ。

このまま、痛みゼロのままならこれ以上の治療は必要ない。

予後経過次第。

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