珍しい骨化性筋炎

本日最後の患者さんはボディビルダー。

どこかを痛めると来院される。

今回は2週間前から肘前側の痛みが改善しないとのことで来られた。

上腕二頭筋のトレーニングが痛みでできないとのことだったので、上腕二頭筋腱(遠位)のマイクロトラウマ(微細外傷)を疑った。

しかし、触診してみると腱ではなく上腕二頭筋の短頭に小豆大のしこりと鋭い圧痛が見つかった。

小豆大のしこりは輪郭が明確であった。

これは明らかに骨化性筋炎という症状である。

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骨化性筋炎

打撲が原因となることが多く、血の塊が血種となり、それが骨化してしまった状態である(全ての打撲による血種が骨化するわけではない)。

打撲以外でも起こるが、比較的珍しい。

好発部位は大腿四頭筋の中の中間広筋、上肢だと上腕筋に骨化性筋炎が発生する。

従って、上腕二頭筋の骨化性筋炎は非常にまれである。

個人的な話になるが、カイロプラクティックを24年やっているが、上腕二頭筋の骨化性筋炎は初見である。

しかし、治療法は変わらない。

癒着部位をはがしていくだけである。

かなり、痛みを伴うが1回で痛みは完全に消失して、予後経過も良好であることが多い。

治療後に10㎏弱のダンベルカールをやってもらい、痛みがほぼないことを確認して終了。

それにしても、珍しい骨化性筋炎のケースだった。

 

 

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