おはようございます!昨日は若干寝不足気味でパフォーマンスが落ち気味でしたが、今日はばっちりです。今晩は早々に切り上げて患者さん(+かつてのトレーニングパートナー)の焼肉店開店祝いに行ってきます。楽しみです。
昨日来られた患者さんのケースです。
40歳の男性。バレーボールをされています。主訴は左膝痛。
違和感は昨年末からあったものの、本格的に痛み出したのは今年に入ってから。
痛み止めを摂りながらバレーボールの練習をして、その翌朝に激痛に見舞われました。練習中は痛みはなかったとのことですが、おそらく痛み止めでカバーされていただけ。
来院されたときは歩行で違和感、階段で明確な痛みが自覚される程度。可動域は伸展・屈曲ともに50%程度制限されていました。歩き方は明らかに疼痛回避状態。1月にX線検査で異常なしと言われています。
問診の段階で半月板に何らかの異常があると思われました。しかし、半月板に特徴的な「引っかかり感」はありません。前内側ジョイントライン痛と深部痛のみです。
しかし触診でほぼ半月板の問題と思われました。決めては可動域制限のされ方、ジョイントライン痛、痛みの質(深部痛)です。
可動域制限のされ方は感覚的なもので、過去のデータ(臨床データ)からそのように思われました。
しかし、『半月板断裂』のような状態ではなく、おそらく半月板の運動障害、もしくは半月板に若干の傷がついているようなイメージです(1月に腫脹があったとのことだったので)。
『半月板の傷』については、我々の管轄外ですので、運動障害の改善を促すのみです。
内側半月のアジャスメント後、動作痛を確認(歩行、階段昇降)したところ、症状はゼロ(大腿脛骨関節、膝蓋大腿関節、VMOも診ています)。
患者さんからは『自宅でできること』について聞かれましたが、半月板に関しては特に何もできない旨お話して終了しました。
過去に何人も似たような症状を診ています。半月板の運動障害は比較的多い症状。これを放置すると断裂リスクが高まります。半月板が大腿骨と脛骨の間でインピンジメントをおこしているような状態ですから当然のことです。
以上、半月板の運動障害のケースでした。
- 3月25日(日);スポーツカイロプラクティックセミナー@大阪
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