最近、多いのがぎっくり腰のケース。
本日も2名の方がぎっくり腰でした。
ちなみに、ぎっくり腰というのは俗称です。医学的には「急性腰痛症」となります。
ぎっくり腰は「腰の捻挫」のようなもの。
ただし、ぎっくり腰の原因は多種多様です。
カイロプラクティック療法では、最初に原因構造を突き止めることから始めます。
痛みの原因となっている構造です。
具体的には、以下の通り。
- 筋肉(腱、靭帯なども含む)
- 神経
- 関節
- 内臓
- その他
原因構造は1つに特定する必要はありません。
むしろ、複数の構造が痛みの原因になっていることの方が自然です。
なぜなら、上記の構造はそれぞれが密接にかかわりあっているからです。
大切なのは、それぞれのぎっくり腰のケースにおいて、どの構図が自覚症状(腰痛)に影響を与えているのかの目途を付けることです。
そのために大切なのが、問診と触診です。この2つの検査でほぼ原因構造は特定できます(たまに特定が難しいケースもありますが)。
特に触診力はカイロプラクターによって、差が出やすいです。
つまり、カイロプラクターとしての実力は、かなり触診力に左右されると感じています。
【究極版】進化型カイロプラクターに必要な5要素
1.集中力
2.触診力
3.創造力
4.客観力
5.洞察力— 榊原直樹 (@drsakakibara) February 15, 2020
さて、本日のぎっくり腰の方の場合ですが、腰椎の関節(椎間関節と言います)が痛みの原因構造でした。
腰椎全体に影響が及んでいましたが、特に1つの椎間関節に強い圧痛と可動域制限が触診されました。
これがわかってしまえば、その部位を改善させることで、この方の自覚症状(腰痛)は改善すると予測できます。
最後にぎっくり腰になってしまうパターンについて。
- 長時間の同じ姿勢(座位、立位)
- 疲労の蓄積
- 同じ動作の反復(スポーツ、仕事)
- 姿勢(腰が丸くなる姿勢)
- ストレス
特に疲労の蓄積は、ぎっくり腰の方に見られる共通の特徴です。