骨化性筋炎 (myositis ossificans)

原因

骨化性筋炎は打撲が直接的な原因となります。打撲により筋肉と骨(膜)に損傷が起こります。筋肉からの出血が血腫として筋肉内に貯留して骨化します。また、骨膜の損傷により骨棘が現れてきます。

 

下肢では中間広筋、上肢では上腕筋が好発部位です。いずれも骨にもっとも近い深層部の筋肉であることが特徴です。打撲による直接的な衝撃が吸収されにくい場所にある筋肉です。

 

骨化性筋炎

レントゲン検査

患部の深層には塊(しこり)が触診されます。塊は圧痛を伴います。レントゲン写真を撮ることで、骨化は確認できます(写真参照)。

 

骨化性筋炎

 

症状

自覚症状は痛みや硬さ、それに関節の可動域制限です。打撲から数週間から数か月経過しても痛みや硬さが改善されない場合は、この疾患の可能性があります。

 

打撲直後は炎症があるため、鋭い痛みですが、慢性化するに従い、深部痛、鈍痛になります。しかし、この段階でも患部を強く圧迫すると鋭い痛みが現れます。

 

治療法

徒手的(カイロプラクティック的)に十分治療が可能です。触診により骨化部位を探り当て、周辺軟部組織との間の癒着をはがしていくことがメインになります。

 

初診時で70%から80%の改善。その後、3回から4回の治療でほぼ痛み・違和感は消失することがほとんどです。