腰椎すべり症 (Spondylolisthesis)

腰椎すべり症というのは、椎骨の一部に分離症が生じ、それに伴い椎体が前方へ変位してしまっている状態です。

腰椎すべり症

従って、腰椎すべり症が発生するためには、腰椎分離症が生じていなければなりません。

腰椎すべり症で問題になるのが不安定性です。特に荷重位(立位)やうつ伏せ、腰を後ろへ反った時に生じる、椎体の前方への不安定性です。その時、腰部に痛みが現れるならば、腰椎すべり症が痛みの原因かもしれません。

しかし、実際には不安定な腰椎すべり症は、比較的まれです。つまり、腰椎すべり症が腰痛の原因になることも珍しいと言えます。

当院には整形外科で腰椎分離症や腰椎すべり症と診断され、それがあたかも腰痛の原因であるかのような説明を受けて来られる方が多いですが、ほとんどのケースでそれらが原因とはなっていません。

当院では、腰椎すべり症と診断されていても、通常の腰痛と同じように原因を探り当て治療していきます。