女性に多い疾患です。股関節は大腿骨と寛骨という二つの骨によって構成されています。大腿骨には大腿骨頭という部分があり、これが寛骨側の噛み合って関節を形成しています。
変形性股関節症では、関節にある軟骨の摩耗が生じています。つまり、骨の表面を覆っている軟骨がすり減っている状態です。一般的症状には以下のようなものがあります。
- 股関節の痛み(前側であることが多い
- 長時間の歩行や立位で股関節痛は悪化
- 脚の長さが左右で異なる
- 股関節の動きがぎこちなく硬さを感じる
- 朝起きたときに関節のこわばり感を感じる
- 症状が年々悪化している
変形性股関節症はカイロプラクティック療法で効果的に改善可能ですが、症状が進行してしまっている場合は必ずしもそうではありません。治療は以下の項目を考慮して行うようにしています。
- 股関節の可動域改善
- 運動に伴う痛みの改善
- 股関節周辺軟部組織の癒着除去
- 脊柱全体の姿勢を改善