犯罪者の脳みそ

おはようございます!今朝はハムストリング。スティッフレッグデッドリフトを4セット。その後にワンレッグデッドをやりました。最近のお気に入りの種目。

 

こんな論文があります。

 

Lesion network localization of criminal behavior

 

脳に損傷を負った後に凶悪な罪を犯した人の脳みそを調べてみたら、損傷部位が同じだったという論文です。

 

この手の論文は他にも散見されます。脳の疾患が、その人の人格に影響を及ぼし、それが凶悪犯罪に至らしめるというもの。

 

この論文によると、共通する損傷部位というのは、内側前頭前皮質、眼窩前頭皮質など側頭葉に見つかっています。

 

The lesion sites were spatially heterogeneous, including the medial prefrontal cortex, orbitofrontal cortex, and different locations within the bilateral temporal lobes.

 

内側前頭前皮質は『意思決定』に関わる領域です。従って、この部位の機能不全は直面する問題に対する重要度を判断できなくなったり、非常識的な選択をしてしまうという事態に陥ります。

 

眼窩前頭皮質は『報酬価値』を認知していると言われています。どういうことかと言うと、ある行動を取った時に予測される報酬や罰について理解する能力です。

 

この部位が機能していない場合、例えば『罪を犯した場合、どのような結果が起こるか』ということに対して想像力が働かなくなるので、犯罪に対するハードルが低くなるのでしょう。

 

興味深いのは、『他者に共感したり認知機能をコントロールしている領域ではなく、道徳的価値判断や他者の気持ちを推し量る能力などに関わる領域の損傷』が多くの犯罪者の脳で見つかっていることです。

 

This network includes regions involved in morality, value-based decision making, and theory of mind, but not regions involved in cognitive control or empathy.

 

他者に共感する力というのは、より高次な能力なんでしょうね。

 

 

 

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犯罪者の脳みそ” への3件のフィードバック

  1. 久しぶりのコメント書き込みです。 ( 暴走しない様に気をつけなきゃ(笑) )
    私が子供の頃の話ですが、「ロボトミー(前頭葉切截術)」という恐ろしい手術が有りましたね。
    難治性の精神病患者の治療に有効だという事で、禁止になるまでの間 非常に流行った手術だったらしい。
    また、凶悪犯の更生の為 というか 娑婆に出しても危なくないようにする みたいな方法としても実施されていたと思います。
    当然 死者も出た様ですが、しばしば てんかん発作・人格変化・無気力・抑制の欠如・衝動性など、重大かつ不可逆的な副作用が起こったみたいです。
    その頃は犯罪者の人権なんて 無いも同然だったんでしょう、医学の発展という大義名分で どんどん実験的な手術がされたみたいです。
    もちろん最初は 当時の治療法では改善しない患者を救う為に開発した技術だったと思いますが、どんどん誤った方向に突き進んでしまったのかな?と感じます。
    脳の様に、今でも全ての機能が解明されていない部分を 切除してしまう という発想が浮かぶ という事に、チョット恐怖を覚えてしまいます。
    おぉっと、今日も かなり脱線しました。
    ご容赦ください。

    • コメントありがとうございます!

      ロボトミーという治療は聞いたことがありましたが、そんなに最近まで行われていたとは知りませんでした。

      前頭葉を摘出してしまうということは、感情を司る機能を根こそぎとってしまおうということですね。

      少し考えれば、それで弊害が出るとわかりそうなものですが・・・

      今は絶対にできない手術ですね。

  2. 【訂正】
    すみません。子供の頃の印象が強烈過ぎて、誤った情報が刷り込まれていました。
    「摘出」ではなく、「神経線維を切断する」でした。
    (手術手法の名前「ルーコトミー」の和訳「頭葉切除術」に引っ張られてしまっていた様です。)
    お詫びして訂正させていただきます。
    アイスピックを眼窩から(!)ほとんど勘頼み(!!)で神経線維を完全に切断する。(う~・・・、書いていても恐ろしい。)
    ある意味、開頭してちゃんと見ながら切除するよりヤバそう。
    http://x51.org/x/05/08/1413.php ← 実際に手術している時の写真も載っています。
    こんな繊細な手術を「患者の並ぶベッドを文字通り次から次へと移動しながら、数多くの患者の治療を行った」とは、この記載が嘘でなければ、よくまかり通ったもんだと思います。
    あぁ、また暴走・・・。
    Dr.Sさんのブログを読んで、「脳の働きが細かく解析され、(人格を破壊する様な形でなく)犯罪を犯す衝動から開放できる方法が見つかると良いなぁ。」って事が書きたかったんですが、要点に辿り着いていませんでした。
    奥さんに言わせると、これは 一種の「発達障害」だそうでです。(涙)

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