テニス肘

テニス肘から学ぶ

おはようございます!

 

テニス肘という症状があります。外側上顆炎とも言います。肘の外側が痛くなる症状なのですが、1,2回の治療で痛みが寛解するケースと、何度も治療をずるずると重ねる難しいケースがあります。

 

後者の場合、患者さんのライフスタイル(どうしても肘に負荷をかけてしまう)が関係することも多いですが、施術者の力量不足であることも多いです。

 

テニス肘は肘の痛みで最も多い症状であるにも関わらず、数年前までは苦手な症状の一つでした。最近はそうでもないのですが、それはやはり症状を多角的に観ることができるようになったからだと思います。

 

専門書を読むと、テニス肘の痛みは短橈側手根伸筋腱からのものであるということが書かれてあります。必然的にこの部位は治療対象になりますが、ここに囚われているとなかなか痛みが改善していかないケースも出てきます。

 

先日来られた患者さんもテニス肘でした。しかし、若干典型的なケースとは異なる痛みの出方と場所でした。腱や神経等の軟部組織を治療してみても、痛みの軽減は一時的ですぐに戻ってしまいます。腱にも圧痛があるのですが、動作痛は関節に強く現れます。

 

「関節面への度重なる圧迫」がこのケースの原因ではないかと考え、再度検査を行ってみるとぼくの仮説と合致します。つまり、運動に伴う関節のサブラクセーション(ずれ)が痛みの原因のようでした。しかも、運動学的な定石とは異なる動きをしていました。

 

仮説通りに治療を行い痛みはゼロになりましたが、このようなケースは初めてです。いつも思うのですが、教科書通りのことをしているだけでは、それに当てはまらないケースが出てきます。今回はたまたまうまくいきましたが、定石に囚われてしまうと見失うものも出てきます(むしろ見失うものの方が多いかもしれない)。

 

常に「木を見る目」と「森を見る目」のバランスに気をつけなければならないと改めて思いました。

 

 

【お知らせ】

2016年4月24日(日)関節運動学的セミナー@大阪 (手関節) 

2016年5月11日(水)から5月19日(木)まで休診させていただきます。


スポーツ医学&カイロプラクティック研究所
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ブログ:スポーツドクターSのざっくばらん

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