私の理念
内側と外側の環境要因を突き止めること
身体の不調の要因を大きく2つに分けると内側と外側の環境要因に分けることができます。
身体の内側の要因というのは、関節や筋肉、さらに神経などに起因する要因のことです。この部分に関しては我々カイロプラクターが対応(治療)すべきところであり、患者当人ではどうしようもできない部分です。
一方、外側の要因というのは、仕事の環境(長時間の座位や立位、同じ動作の反復等)や運動による反復負荷(運動不足も)、また睡眠不足や栄養不足等が当たります。これらは、我々自身がコントロールしてくべき部分です(もちろん、必要に応じてアドバイスさせていただきます)。
従って、体調不良を改善するためには、これら内外の環境整備が必要になります。どちらか一方だけでは片手落ちの状態であり、改善が思うようにいかなかったり、何度も同じ症状に悩まされたりします。
当院ではこれら両側面を考慮しつつ、より根本に近い対応を心がけています。
身体を自然の状態に戻して病気に対する防御機能を高め、その状態を維持させることが根本治療であると考えています。
現代社会は自然との闘いによって獲得されてきました。つまり、利便性を高めようと思ったらどうしても自然破壊は免れません。しかし、我々人間は自然の一部であることも忘れてはなりません。
自然に逆らえば逆らうほど、心身の健康状態は不安定となり、損なわれるリスクが高くなると考えています。
利便性が高まれば、身体への負担は減ります。しかし、それは運動不足へとつながり、慢性疾患(肥満、心臓病、癌、糖尿病、高脂血症、高血圧など)の原因となります。生活の中で身体を使わないのであれば、何らかの形で運動をする必要性があります。
また、食事に関しても、インスタントなものがたくさん出回っており、そのようなものに頼ることで、長期的には健康を損なっている可能性があります。インスタント食品には、人口添加物(保存料、甘味料など)が大量に含まれており、それらは身体にとって有害であることは明らかです。
多くの慢性疾患の最大の要因は『生活習慣』にあると考えています。
生活習慣には様々なものがあります。例えば、座っている時の姿勢であったり、日常頻繁に行う反復動作であったりします。また、日々好んで食べているもの(嗜好)や朝起きる時間なども生活習慣です。
私はこれらの生活習慣の乱れ、別の表現に言い換えれば、『気づき』が疎かになることで、様々な心身の不調が引き起こされると考えています。従って、症状の改善のためには、生活習慣を見直し、整えていくことは非常に重要です。
私が最も重視していることは、ルーティンワークです。具体的には毎晩寝る時間と起きる時間、運動をする時間、食事を摂る時間などある程度の規則性を保って生活することが心身の健康にとって非常に重要であると考えています。
健康とは、身体と心の調和が取れている状態であると考えています。
体と心、どちらも疎かにすることはできません。お互いに影響を及ぼし合っています。身体の健康状態が良好な人は、心の状態が良好であることが多いです。
従って、健康的生活を送るためには心身の調和を取ることが大切であると考えています。
当院では以上のようなことも含め健康的生活を送るために大切なことを提案させていただいております。
もちろん、足首の捻挫や五十肩、膝の痛みなど、明確な運動学的・解剖学的な原因がある場合、科学的に検査・治療を行いますが、それは一時的なものに過ぎません。
痛みの治療によって症状が寛解した後、健康的生活を送るために大切なことを具体的に提案させていただいております。